中学生の頃①
中学校に進学すると、小学校とはさまざまな面で違いがあり、戸惑うことが多かった。
そのうちの1つが“昼食”である。
小学校まではお昼になると給食が勝手に出てきて、みんな同じものを食べるのが当たり前であったが、私立中学はそうではなかった。
授業が午後まである日は基本的にみんな弁当を持参。
午前中だけ授業がある日(土曜日など)は親からもらったお金で好きなものを買って食べる、といった具合だ。
入学式の日は母親と一緒に学校までいき、帰りも一緒だったが、翌日からは登下校時に親がついてくることはない。
僕の記憶によると、入学式の翌日はオリエンテーション的な授業(?)があり、午前中で終了する時間割だったため、昼食は自分で買って用意する必要があった。
その時に僕が学校の購買部(売店)で初めて買った昼食が“レモンパン”だったのだ。

なぜレモンパンなどというマイナーな商品にしたのかというと、食べたことがなくて、どんな味なのか気になったから。
値段はたしか130円か140円ぐらい。
購入したレモンパンは学校の最寄り駅に設置されている椅子に座って1人で食べた。
味はまぁまぁだった気がするが、この時に僕は初めて“大人に近づいた”と感じたことを今でも覚えている。
僕の中学校生活はレモンパンとともに始まった。
→「中学校の頃②」へ

