中学生の頃⑥
公立中学であれば、中学3年生は高校受験が迫ってきているので、勉強に集中しなければならない時期であるが、僕は私立中学なので今までと変わらず遊びまくっていた。
もちろん塾にも通ってはいない。
中2では周りに友達が誰もいなかったが、中3になると新たに友達が4人できた。
水泳部に所属していて体がマッチョ体型の友人M。
話しかけるとよくわからないことをしゃべり続ける友人S。
常にぼーっとしていて何を考えているのかよくわからない友人Y。
成績は学年でトップクラスだが、ゲーム(特にポケモン)ばかりやっている友人K。
全員いわゆる“陰キャ”であり、スクールカーストの最底辺に位置していた。
ちなみに僕と中1の頃からの親友の野田くんはイケメンで、クラスのみならず、学年全体でも人気がある存在であったため、僕もスクールカーストの比較的上位の方に分類されていたように思う。
しかしながら、当時の僕は“陽キャ”と付き合うのがあまり得意ではなかった。
というのも、陽キャの生徒からは“顔が似ている”という理由で“ウーパールーパー”と呼ばれており、嫌だったからだ。

この辺りから、僕は自分の容姿を気にするようになっていた。
(僕は普通の人と顔の感じが違うんじゃないかな・・・)
そんな風に考えていた記憶がある。
そういえば、親戚のおじさんには「話すときは人の目を見ろ」とよく怒られていた。
僕は友達や親とすら、目を見て話すということができなかったのだ。
陽キャの人間はそのことに気づき、面白がってじーっと目を見つめてくることがたまにあった。
そんなわけで、僕は陽キャの人間と付き合うよりも、陰キャの人間と付き合う方が心地よい、と感じるようになっていたのである。
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