大学生の頃②
しばらくすると英語の試験の結果が返ってきて、下から2番目のクラス(Bコース)に振り分けられることに決まった。
ちなみに、一番下のCコースになると英語の必修科目を受講しなければならず、これに合格しないと2年生の英語を履修することができない。
僕はなんとかギリギリ踏みとどまった形になったので一安心であった。
しかしながら、僕にとって本当に問題なのは、英語などではなく、友達が誰一人としていないことだった。
4月の中旬にもなると、教室内で仲のよいグループが出来上がっており、ぼっちが今更その輪の中に入っていくことは非常に難しい。
とはいえ、必修の講義に関しては、広い教室で、かつ大人数で受講するので、前の方に座ることでやり過ごすことができた(多くの学生は後ろの方の席に着席するため)
また、大学での食事(昼食)に関しても、食堂が複数あるため、トイレでコソコソ弁当を食べたりする必要はない。
では一体何が問題なのか?
それは“実験”である。
僕の大学では1年前期から後期にかけて、化学、生物、物理、地学の基礎的な実験があり、必修科目として定められていたのだが、この実験は基本的に3人1組の班で行わなければならないのである(現在はどうなっているのか知らないが、、)
そして、その3人1組というのは、学籍番号順に割り振られることで決まり、結果的に、僕と“気の強そうな眼鏡女子”と“小柄な女子”の組み合わせとなった。
(こういうのは最初が肝心だ。積極的に声をかけていこう)
僕はみんなで協力して実験を頑張ろう!というスタンスで声をかけていったが、彼女たちは違っていた。
初めから僕がまるでその場に存在していないかのように振舞い、女子2人で次々と実験を進めていったのだ。
僕は次第にその様子を眺めることしかできなくなっていった。

実験は毎週1回午後からだったが、その日になると昼食が喉を通らない。
(実験をやりたくて大学に入学したはずなのに僕はいったい何をやっているんだろう・・・)
そんなふうに思っていたことをよく覚えている。
1年の後期には実験が嫌すぎて、大学を退学することも考えるほどであった。
→「大学生の頃③」へ

